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信州サーモン

火曜日 22 10月 2013

安曇野でしか食べられない「信州サーモン」
サーモンといっても、鮭ではないんです。
「長野県水産試験場」が10年もの歳月をかけて開発した魚で、ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを交配して、双方の良いところを受け継いだだかななんですが、残念なことに卵を産まないんです。
卵を産むと、体のエネルギーが卵に行ってしまいますが、
この信州サーモンは、産卵しないので、旨みがぐっと濃縮しています。

食感は、やわらかくとろりとして、脂っこくはないですが、柔らかく、川魚の魚臭くないんです。
癖がないので、魚嫌いな人でも食べられる美味しさです。
刺身でもどんぶりでも美味しくいただけます。
長野の名産ですよ。

なぜサーモンという名前をつけたのかというと、サケ科で、体が銀色でサーモンを思わせ、身も鮭のように美しいサーモン色なので、じゃ、信州のサーモンということで売り出そうということになったんだそうです。

鮭は、川で生まれて、海で育ち、また川に戻って産卵し一生を終えますが、ニジマスもブラウントラウトもほとんどが河川や湖沼で一生を過ごします。

ニジマスもブラウントラウトも、サケ目サケ科に属する魚です。
ニジマスのオスは、繁殖期になると、子うん飲食として、体が、虹色の光沢が発色するので、レインボートラウトと呼ばれます。40センチぐらいのものをよくつる事がで来ますが、大きく育ったものだと、1メートルにまで、成長することがあるそうです。120センチのものが発見されたこともあるそうです。
ブラウントラウトは、ヨーロッパ原産です。
バイオテクノロジーで、ニジマスの染色体を2組、ブラウンラウトの染色体を1組もった三倍体で、成長速度が速く、病気に強く、肉厚なんです。4年経ったもので、全長65センチまで育つんですよ。

信州サーモンのメスは、メスとして生まれながら、繁殖能力がないというのは、ちょっと気の毒だなって思ってしまいました。
この繁殖能力がないというところが、自然界の摂理からいくといい点で、万が一逃げたとしても、繁殖して生態系を脅かすことがないそうです。